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Speculative View

2020―

>京芸transmit project2021

>ひそひそ彫刻のむくい

Anti Aging

    (HIKONE STUDENT ART AWARD 2017)

京芸transmit program2021

京都市立芸術大学卒業・大学院修了3年以内の若手作家の中から、@KCUAが注目するアーティストを紹介するプロジェクト。
2021年は、岡本秀、大槻拓矢、北浦雄大、その3名によるバンド「棒立ち」が選出された。

​会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

会期:2021年4月17日(土)–2021年6月6日(日)

作家:大槻拓矢、岡本秀、北浦雄大、棒立ち

アンカー 1

>ひそひそ彫刻のむくい

  Sculpture as a blind rumor with his redemption

展示ステイトメント 

会話で、うわさ話になっている⼈は、そのとき”もの”になっている。

 

ある場合には、その場にその⼈がいればどう思うかということを軽視してようやくその⼈の話ができる。

 

⽩⼈のペインターが、悲劇の⿊⼈⻘年を絵画で表象して搾取だと批判されることは、間を埋めるために他者の印象を遊ぶこととどれくらい違うのだろう。他者はだれによって表象可能かという問題がなにげない会話において問題化しないのはなぜなのだろう。

 

たとえばあるうわさを聞いて、その⼈に会うと全く違うものに⾒えることがある。

 

うわさによって彫刻された”もの”としての他者と、”その⼈⾃⾝”が⼊り交じった「印象」に実際に直⾯した時我々はある種のとまどいを覚える。まあしかし、実際はそれも少しの間だけのことで、そんな⼀⾯もあるだろうと、”もの”としての印象もだんだん”その⼈⾃⾝になっていく。

 

それはただの違和感であって、考えてみると⼤したことではないかもしれない。

 

 

 だが本当にそうだろうか。

 

⼀過性の速度のうちに埋没していく感情や修正され続ける秩序は、あらゆる”何気なさ”をなんでもないことにしていく。

 

本展では、この何気なさについて、ほんの少しこだわって考えてみたい。

アンカー 2
アンカー 3

>Anti Aging

HIKONE STUDENT ART AWARD 2017 

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